キュービクル基礎情報ABOUT CUBICLE
キュービクルとは
ここでは、キュービクルの基本的な考え方や導入に伴う高圧受電契約について解説します。キュービクルの導入や新設をご検討の方はご一読ください。ご不明な点についてはお気軽にお問い合わせください。
概要
キュービクルとは、6,600Vの高電圧を200Vまたは100Vに変換(変圧)して、工場や病院、オフィスビルなどの産業施設で利用するための変電設備です。一般家庭や小規模事業所へは電柱上部の変圧用トランス(電力会社の管理物)で200Vまたは100Vに変換済みの電気が送られてきますが、高圧受電契約を締結した施設では6,600Vを敷地内に引き込んで、キュービクルによって必要な大電力を得ています。
設備選定のポイント
高電圧・大電力の供給に欠かせないキュービクルの導入にあたっては、製品の安全性と信頼性を最優先すべきです。キュービクルの規格にはJISとJEMの2つがありますが、長期にわたって安定稼動させる必要がある場合は、いっそうの安全性・信頼性が確保されているJEM規格に準拠したキュービクルをお勧めします。長期稼働を前提にしている場合は導入コストだけでなく、維持管理コストも大きな選定要因です。メンテナンスしやすい設計のものを選ぶことをお勧めします。また、設置スペースが限られているような場合は、安全性と信頼性、メンテナンス性に加え、省スペース設計キュービクルの導入をご検討ください。また既設キュービクルのダウンサイジングも承っております。
高圧受電契約と届け出
キュービクル式高圧受電設備を導入する場合は経済産業省、管轄の消防署、そして電力会社に届け出をする必要があります。
高圧受電契約に必要な届け出・申し込み
届け出先 | 内容 |
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経済産業省 |
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管轄の消防署 |
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電力会社 |
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※主任技術者とは「電気主任技術者」のことです。自社に該当する技術者がいない場合は、電力会社を通じて保安協会を紹介してもらうことができます。また、受電電圧が10,000V以上の設備を導入する場合は、経済産業省に工事計画書を別途届け出る必要があります。